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みらいしごと図鑑

勉強モチベアップ、恋とゲーミフィケーション!?

高橋晋平さんプロフィール:株式会社ウサギ代表。おもちゃ・ゲーム系プロダクト/遊び系新規事業の開発。∞プチプチ、アンガーマネジメントゲーム、OQTA、気泡わり専用アラビックヤマトなど。全国で講演。近著に『企画のメモ技』(2018)Twitter→ https://twitter.com/simpeiidea

親が怖すぎて勉強していた…

高橋:僕、学校のテストという意味での成績はすごく良かったんです。それだけが、自分を支えてくれていたというか。運動もできないし、友達も少ないし、あんまりうまくしゃべれないみたいな…。とにかくやれることとして、いい点を取るしかなかった。

諸岡:でもそれで、取れちゃうのがすごいですね。

高橋:最初のきっかけは多分、親が、点数を取らないとダメだっていうことで、それこそすごい厳しかったんですよ。例えば、95点だと、「クラスに100点の子が他に4人いたのに、おまえは100点じゃなかった」みたいな。調べられて超怒られたりとか。

諸岡:調べられて…。

高橋:だからもう勉強っていうのは、やらないと怖くて…みたいな感じだったんです、最初。それによって結局は、テストでは百戦錬磨みたいになっていくんですね、校内では。中学校までは大体1位とか。(ところが、)高校では最初50位ぐらいだったんですよ。学年で。そしたらまた親がめちゃくちゃ怒って…「急に下がった!(怒)」みたいな。でもま、そりゃそうですよね。だって…。

諸岡:進学校ですもんね!?

新たなモチベーション発生♡

高橋:難しいんですよ、高校の勉強、やっぱり。で、僕特に国語が苦手で、ダメだったんですけど、僕が、その、学校で好きになった女子が、学年でずっとトップだったんですね

諸岡:またすごいスーパー女子ですね!

高橋:そうそう、で、なんかその女子に…近づきたいとか、気づかれたいみたいな、モチベーションが発生して。そこから劇的になんか変わったんですよ。

諸岡:すごい!!

高橋:めちゃくちゃ勉強して、そしたら2年生の秋くらいのテストでついに1位になるんですね、僕が。で、その子が2位だったんです。その時に、気づかれたかな…みたいに1人だけで想うっていう、そういう高校時代だったんです。

諸岡:えー。女子に、それで…?

高橋:交流は別に…。

諸岡:ないんだ!(笑)

高橋:そ、そうですね。で、達成された、みたいな。いや、達成されてないんですけど(笑)。だからそういう、不純な動機っていうのすごく重要だなって思ってて。

諸岡:いやいや、不純っていうか…(苦笑)。「お母さんに怒られるから頑張って勉強しなきゃ」っていうモチベーションよりも、あの子に意識されたい!っていうモチベーションの方が、高校生の時に能力を発揮するのに役立ったわけですね。

高橋さん:そう!そう!これがすごい重要なポイントで。怒られてたら結局50位くらいで燻ってたわけですよね。怒られだけでは。それが、恋愛感情で1位までいくわけですから、すごいことで。『学びたい!』じゃないんです、それはもう完全に。

諸岡:なるほどー。

高橋:ただ、とてつもない頑張りを、その時、根性をね、発揮することができたんです、この弱い自分が。だから、そういうものの繰り返しで人間てのはなんかその…到達すべきところに到達していくのかな(苦笑)っていう気は、今もしてますけどね。やっぱ。かわい子ちゃん最高だなっていう、そういう人生哲学として(笑)。

ゲーミフィケーション

諸岡:でも、両方必要なのかもしれないですね。

高橋:あ、そう!だから、最初、学ぶことに対して快楽が得られるような学習カリキュラムではないわけですよ、日本は少なくとも。そういう意味で、学習と遊びっていうものを絡めて、

諸岡:いわゆるゲーミフィケーション、みたいなこととか?

高橋:そう。でも、ゲーミフィケーションっていうのが、世の中で大変なことをゲーム化するみたいなところの、まあ、主従関係の話で。それが、学びにちょっと遊びがくっついてるだけだと全然ダメで。ゲームに勝てないですから。だから、それをやるんであれば、勉強だということすら気づかない方がいい。というか、それじゃないとダメだと思ってて。
 自分の経験で言うと、めっちゃ大好きなゲームソフトが昔あって、それを遊んでた時にセリフが出るじゃないですか、村人とかの。で、そのセリフの中に、全然聞いたことない日本語が出てきたんですよ。で、その意味を知った時にすごい衝撃を受けたっていう経験があって。それで、言葉を覚えるわけですけど、それなんですよね、理想は。
 遊んでたら、知らないことが出てきて、でも遊びに夢中だからそのことを調べなくちゃいけなくて、で、結局わかるって言うのが、うん、理想。気がついたら、何か自分がアップデートされていたみたいなことが、まあ、ゲーミフィケーションということかなと思いますけど。

諸岡:うーん。今、中々ね、そのレベルのゲーミフィケーションって、まだねえ…。

高橋:ないですないです。本当なら、すごく楽しそうで、子どもが憧れに憧れて、もう子どもの中の一番で、おねだりして今年の誕生日はこれが欲しいんだという風になったやつを遊んでいたら、すごく大事な考え方とか、気づきみたいなものが仕組まれていると言うものが、自分が作りたいものの1つですかね。

諸岡:わあ、いいですねぇ!

高橋:そうそう。だから、それが100%遊びになっているコンテンツみたいなものが完成するならば、学び方とか頑張れるようになる方法っていうのは、全く変わっていくのかなっていう風には思います。

制作&編集後記
気になる女子に気づいてもらいたくって、頑張って頑張って1位になったのに「気づいてくれたかな…」で目標達成認定してしまう高校時代の高橋さん、なんとも愛おしいですよね。でも、それで力を発揮したという事実はすばらしい!まさに、楽しく目標を達成していってしまう恋のゲーミフィケーションですね。理想とするゲーミフィケーションのコンテンツについても、マナビモチームは深く共感しました。是非動画でもご覧ください。また、次回もお楽しみに!