紀伝体の始祖
司馬遷
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司馬遷は紀元前二世紀ごろに活躍した中国の歴史家だ。代々歴史と天文を司った名門一族の出身であり、父の太史令・司馬談は時の皇帝・武帝の太史令として、史書や暦の管理を担っていたんだ。
そんな父を見て育ったからか、幼少期から明敏さを発揮して10歳の時にはすでに様々な書籍の暗誦ができるほどだったという。やがて成人してからまもなく、中華全土を回る旅路に出て見識を広めた司馬遷は22歳の時に試験を突破し、郎中という役職につくことになる。これは皇帝の傍に仕えながらある時は様々な下問に答え、ある時はその業務の一部を補助し、その行幸に付き従うという、いわば側近と呼べるものだった。
そんな順風満帆ともいえる出世街道を歩んでいた司馬遷に転機が訪れた。父・司馬談が病に倒れ、太史令の役職を継ぐことになるんだ。
