農民反乱の長 のうみんはんらん    おさ 呉広 ごこう

秦末期、歴史上初めて起こった農民による大規模反乱である「陳勝・呉広の乱」。その首謀者のうちの一人が呉広!
もともとは農民出身の兵士だったんだけれど、辺境守備のために徴兵されたほかの農民たちを漁陽という北の果てに護送する途中、大雨で道が水没して刻限通りに到着することが不可能になってしまったんだ。当時の秦の法律だと遅刻は例外なく斬首(!)と決まっていたからさあ大変! 相方だった陳勝と共謀し、監視役の将尉を殺害して反乱を起こすことになるんだ。